甲1

「天野ベラのブログ」平成23.12.27

 

原告は、黄色のラインマーカー部分の削除を求めている。

 

(被告ら準備書面(8)10乃至11頁より)

 

  同「8 削除すべき範囲について」について(同8は同7の誤記と認められる。)

 

   原告は,記事中に,名誉毀損とまでは言えない部分も含まれていることを認めながらとの理由で,それを含んだ一定の範囲の全ての削除を求めている。

 

  しかしながら,上記で述べたように,原告が名誉毀損であると特定することなく,各段落の全ての文章をそのまま引用しているのであり,裁判所がその全てを削除することはまさに憲法21条が保障する表現の自由を侵害することになるから到底許されるものではないというべきである。

 

  よって,原告の削除請求は,過度に広汎に過ぎるものであり,名誉毀損部分を特定しないでなされたものとして棄却されるべきである。

(<プライバシー侵害>被告ら準備書面(8)13乃至14頁より)

 

 

 

イ 原告は,訴状・別紙1の3,別紙2の3,別紙3の3において,被告らの記事の一部をそのまま長々と引用するだけで(例えば,甲2の11,甲2の12,甲2の15,甲3の11,甲3の26,甲7の5,甲8の6,甲9の14など),上記のような比較衡量は全くなされておらず,違法なプライバシーの侵害について,判例が指摘する比較衡量を踏まえた主張をしているとは考えられず,その主張は不十分かつ不特定と言わなければならない。

 

ウ 原告は,甲1もプライバシー侵害として挙げているが(訴状・別紙1の3・1頁),前記第1,2で述べたとおり,原告とは特定できないのであるから,プライバシー侵害にもなりえないと解すべきである。

  同様に,甲12の1,同2,同3,同4,同5,同7,同8,同10,同11,同14,同15及び同18がプライバシー侵害であるとして挙げているが(訴状・別紙2の3),これらも原告と特定できない記事であるから,プライバシー侵害になりえないと解すべきである。